福岡空港にオスプレイが11月14日に飛来した問題をめぐり、日本共産党の田村貴昭衆院議員、仁比聡平参院議員は同日、防衛省から、事実関係や経緯などを聞き取りをしました。オンラインで真島省三元衆院議員が参加しました。

 同省は、日米韓共同訓練中の米空母「ジョージ・ワシントン」に参加者を輸送するためオスプレイが福岡空港に飛来したと説明。防衛省には米軍から前週末に知らせがあり、福岡県、福岡市には飛来当日の9時ごろ「お知らせした」と述べました。

 当日の通知になった理由について確定的になってからしたと述べ、同省は地元が(オスプレイの飛来を)反対とは聞いておらず、民間のフライトには影響はないとしました。

 議員らがこれまで民間空港で、米軍機が緊急時に着陸することは認めても、それ以外に使用したことはあるのかとただすと、同省は「把握していない」と返答。

 議員らは県議会も市議会も板付基地の完全返還を求めているもとで、福岡空港を基地として使用するならば、地元との十分な合意が必要だと強調。直前に市や県に知らせて一方的に利用するなど、許されないと強く抗議しました。(しんぶん赤旗 2024年11月16日)