クレジット・サラ金の被害対策、多重債務問題の解決にあたっている人たちの九州ブロック交流集会が6月1日、福岡県久留米市内で始まり、各地の「被害者の会」の代表や弁護士、司法書士ら約250人が参加しました。

 改正貸金業法施行や多重債務対策が一定の成果をあげる一方、生活保護など公的扶助の水準引き下げ、非正規労働の増加など、深刻な貧困問題が広がるなか「クレサラ運動の中核を担ってきた『被害者の会』が、新たな運動をつくりあげなければならない」(実行委員長の桑原義浩弁護士)と訴えました。

 全国クレジット・サラ金問題対策協議会代表幹事の木村達也弁護士が基調講演。精神科医の内村直尚久留米大学医学部長が「久留米方式」の名で知られる久留米市の自死対策について報告しました。

 弁護士、司法書士、社会保険労務士などで毎年、憲法劇を上演している劇団ひまわり一座が、寸劇「立ち直りへの道」を熱演、大きな拍手を受けました。

 日本共産党の仁比そうへい前参院議員がメッセージを寄せました。(しんぶん赤旗 2013年6月3日)