熊本県水俣市在住の水俣病被害者・南アユ子さん(66)は、「水俣病が全部解決するために、仁比さんを落とすわけにいかない」と対話に奮起。100人を超える人に支持を訴えています。あと2日間、「一度電話した同じ人にも、最後の最後まで『広げてほしい』と声をかけたい」と意気込みます。

 熊本県天草地域、関西や東京に在住する水俣病訴訟原告にも「共産党と書いてほしい」と必死の訴え。もう一回りの支持を広げるため、水俣病被害者の息子や娘にも電話を入れ、「水俣病患者の面倒を見るのは共産党しかいない。国会に行けばすぐわかるのよ。共産党をよろしくね」。

 南さんの熱意にほだされ、公明党の運動員から期日前投票に連れていかれたという人が、「仁比さんに入れた」。

 「また電話代が上がっとうぞ・・・」という夫に、「今度までだから」と言って納得してもらう、と笑う南さん。

 「今日は、福岡にいる同級生に電話をする予定です」

(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年7月10日)