日本共産党の志位和夫委員長は6月25日、梅雨明けの強い日差しの中、沖縄県の沖縄、豊見城、那覇の3市を駆け巡り、仁比そうへい党比例候補、県民共同のイジュ唯行選挙区候補とともに勝利への支援を呼びかけました。日本共産党と「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす県民の会」の合同の街頭演説です。
米軍普天間基地の無条件撤去と、消費税増税反対を堂々と主張する姿に、聴衆からは何度も共感の拍手と歓声が起こりました。
志位氏が、普天間問題で、「海兵隊は沖縄から出て行け。ここまで言ってはじめて普天聞基地の問題は解決できます」と力を込めると、「そうだ」の声が。「大企業減税のための消費税増税は絶対反対の声を、イジュさんと日本共産党に寄せてください」と呼びかけると聴衆は大きな拍手でこたえました。
演説の最後に「イジユさんが当選すれば、その力は日本政府を揺るがすだけではなく、太平洋をこえてワシントンの米国政府も揺さぶることは間違いない」と訴えると、歓声や拍手が指笛とともに響きました。イジュ候補は「(名護市)辺野古への新基地押し付けは絶対に許してはならない。沖縄の未来は私たちで決めましょう。日来両政府にしっかりモノを言う政治の実現を」と呼びかけました。
仁比候補は「沖縄県民の願いを全国民に伝え、心一つに基地のない日本をつくるために全力をつくします。イジュさんと日本共産党へ大きなご支援を」と力強く訴えました。上里清美比例候補が紹介され、元気いっぱいに手を振りました。
演説を聞いた仲間ゆりかさん(37)=うるま市=は、小さいころから当たり前のように米軍機の爆音と米兵犯罪のニュースを聞かされて育ったと言います。「志位さんの言う普天間基地の無条件撤去と消費税増税反対はその通り。『軍事費を削って福祉に』という財源論の主張にも納得。私も支持を広げたい」と話しました。
イジュ候補の訴えを初めて聞いたという島袋貞子さん(66)=沖縄市=は「イジュさんこそウヂナーンヂュ(沖縄県民)の心を持った人。ああいう人を国会に送りたい」と話します。普天間問題については「本土のどこに移しても悪いものは悪い。どこからも歓迎されないのは当然。アメリカに持って返ってほしい」と語りました。