沖縄いっせい地方選挙で22町村議選が9月7日告示されました。5日告示の5市議選と合わせて12日投票まで激戦となります。

 日本共産党は11村に14人が立候補。米軍ヘリパッド建設を許さない住民のたたかいが続く東村のほか、基地問題を抱える伊江、読谷両村と北谷町、複数議席確保をめざす南風原、八重瀬両町と渡名喜村(推薦1人含む。無投票当選)をはじめ、暮らしを守る党候補の全員当選に向け全力をあげます。

 「ぬちかじり(命の限り)、頑張り抜こう」(古堅実吉・党県後援会代表世話人)。前回20票差の次点で涙をのんだイサ真次候補(48)が初の党議席をめざす東村議選の出発式は、「今度こそ」の熱気に包まれました。

 赤嶺政賢衆院議員は「イサ候補が村議会に出ることは、国会議員・県議会議員と結んで村政や農業などの振興のため先頭に立って働く政治家をつくること」と強調。イサ候補は、「沖縄は基地だらけ。東村も40%を北部訓練場に取られ、米兵が戦争のための訓練をしています。これを変えなければ沖縄の発展はありません」と訴えました。伊波洋一・宜野湾市長、糸数慶子参院議員がメッセージを寄せました。

 読谷村議選では、いさ真武候補(54)=現=が、仁比聡平前参院議員の応援を受け2期目を目指して第一声。「国保料引き下けのために国庫負担を増やせと国政にものをいえる共産党の議席がどうしても必要です」と強調しました。

 南風原町議選では、宮城かんじゅん(59)、大城つよし(53)両候補=ともに現=が力強く第一声。「暮らしと雇用を守るためにがんばります」と訴えました。八重瀬町議選では、神谷セ一(56)、玉城たけみつ(61)両候補=ともに現=が「〝暮らしが大変″の皆さんの声に応え、国保税の引き下げを実現します」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2010年9月8日)