沖縄ははや梅雨入りですが、西日本は五月晴れと新緑の美しい季節。せわしなく最寄り駅に向かう道すがら、フジやイチジクの淡い香りにくすぐられると、大げさですが、生きている喜びを感じますね。

 まさに東奔西走のハードスケジュールです。「疲れはたまらない」というとウソになりますが、各地で始まった演説会やつどいでお見送りするときの皆さんの晴れ晴れとした笑顔、私へのいたわり。「絶対国会へ送るからね」「孫の分もあるから」「東京の息子たちにも言っとく」と口々に声をかけていただき、本当に疲れが吹き飛び、前へ前へとグングン押し出されるようです。

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 とりわけうれしいのは、「なんだかやる気をなくしていたけれど、元気が出た」という皆さんからの言葉です。久しぶりに訪ねた奄美大島で、若い女性からはこんな感想文をいただきました。

 「元気と勇気と強気がよみがえってきました。日本中に漂うキナ臭い空気。マスコミによって作られていく雰囲気。国民は、決して自民党がいいと思っている訳ではないけど、変な『気』に支配されている、そんな気がします。仁比さんにそのうさんくさい『気』を払いのけてほしいです」―。私は頑張りますよ。

 自らのたたかいで激動の情勢を切り開く。必ず勝ち抜く。かき立てられるような胸の内にある思いが皆さんに届いているか、一日一日、確かめながら進んでいきたいと思います。

 安倍政権の地金や、民主党、「第三極」のぶざまな姿があらわになるなかで、「日本共産党と自民党の対決」こそ真の対決軸であることを、国民は、ためらいながらではあるけれど、つかみ始めているのではないでしょうか。参院選比例区は全国が一つ。定数48で5議席絶対確保。その民意の力は必ず政治を大きく動かします。

 大けがした左腕の経過は順調です。ぜひ演説会やつどいでお会いしましょう。力を合わせて、投票日翌日の新聞に「共産、躍進」の大見出しを躍らせようではありませんか。(しんぶん赤旗 2013年5月15日)