日本共産党福岡県委員会は4月29日、市田忠義書記局長を久留米市に初めて迎えて演説会を開きました。市田氏は暮らし、憲法、TPP(環太平洋連携協定)など「政治が歴史の岐路に立っている今日、日本共産党の値打ちが光り輝いている」と訴え、日本共産党への支持を呼びかけました。

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 根強い保守地盤の地域で地元党組織は広く演説会のお誘いを繰り広げ、自治体幹部や保守系議員らが多数参加、会場は立ち見の出る盛況となりました。

 楢原利則久留米市長のメッセージを橋本政孝副市長が代読。樋口泰範前うきは市教育長が「国民の願いと〝アペコベ″内閣、不安〝倍増″内閣に正面から立ち向かえるのは日本共産党だけ」と激励。弁護士の馬奈木昭雄氏が「たたかいの現場には必ず共産党の姿があります。その力をますます大きく」と期待を語りました。平安正知小郡、高木典雄うきは、三田村統之八女の3市長がメッセージを寄せました。

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 仁比そうへい参院比例候補は、「憲法が生きる時代へ、その先頭に立ちたい」と力を込めました。まじま省三参院福岡選挙区候補が決意表明しました。

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 市田氏は「明確な対立軸を持って自公の悪政と対峙(たいじ)する政党は、日本共産党しかない」と強調。「悪政の防波堤の党」「変革者の党」「国民共同の党」としての三つの役割を語りました。

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 市田氏は、三つの役割を果たせる根拠に①主権在民、戦争反対で頑張り抜いてきた90年の歴史・伝統で試されている②米国いいなり、大企業優先の二つの政治の害悪を打ち破る道を示す確固とした綱領がある③草の根で国民としっかり結びついた党紀織を持ち、政党助成金や企業・団体献金を受け取らない―の日本共産党の値打ちを紹介。「日本共産党の存在意義は大きくなっています。社会進歩と平和、歴史を前に進めるためにこの党を大きくしてほしい」と呼びかけると、大きな拍手がこたえました。

 初めて共産党演説会に参加した無所属の八女市議の小川栄一さんは「今自民党が一強のようになりつつあるので、ここは共産党に頑張ってもらわないと。暮らしを応援する政策には共感します」と話していました。(しんぶん赤旗 2013年4月30日)