来年の統一地方選と参院選での日本共産党の躍進と、市民と野党の共闘で安倍政権を打倒しようと、日本共産党高知県委員会は11月25日、高知市の中央公園で高知赤旗まつりを開き、小池晃書記局長が記念講演しました。青天のもと、高知をはじめ四国各県から1800人以上が参加。小池氏が「県議選で現有4議席を絶対に確保して6人以上にするとともに、参院選の比例代表で『高知県では8万7000票、25%以上』を獲得し、仁比そうへい参院議員をはじめ、7人全員の当選を」と呼びかけました。
仁比参院議員は「国会を壊す安倍政権の強権政治とたたかってきた。みんなの力で暴走を包囲して追い詰め、安倍政権を終わりにしよう」と訴えました。統一地方選の候補者が紹介され、県議候補を代表して、つかじさち県議団代表が「来年の統一地方選、参院選で必ず安倍政権を終わりにしよう」と呼びかけ、市町村議候補を代表して下本ふみお高知市議が決意表明しました。
来賓として高知憲法アクションの山﨑秀一代表、立憲民主党県連代表の武内則男衆院議員、国民民主党県連代表の前田強県議、新社会党県本部の小田米八委員長、無所属の会の広田一衆院議員があいさつ。社民党県連の久保耕次郎代表のメッセージが紹介されました。各氏と小池氏が手を結ぶと、大きな声援と拍手に包まれました。
小池氏は講演で、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改定案をめぐり、技能実習生の失踪理由についての小池氏の質問への山下法相の答弁が「改ざん、データねつ造だった」と批判。「これで強行採決など認めるわけにはいかない。必ず廃案に追い込んでいく」と表明しました。
「安倍政権の命運は、ひとえに野党の『本気の共闘』にかかっている」と語った小池氏は「すべての1人区で『本気の共闘』を実現し、高知・徳島選挙区でも野党統一候補を実現しよう」と訴え。「本気の共闘にするためにも日本共産党が伸びなければならない。そうしてこそ自民党を追い詰めることができる」と力を込めました。
また、安倍政権が狙う憲法改悪と消費税10%増税を許さないたたかいの重要性を語りました。
小池氏は、高知県政に対して党県議団が「是は是、非は非」で臨んできたと紹介。党県議団が、米軍の低空飛行訓練やオスプレイ飛来の中止を求め、知事に中止の立場をとらせるとともに、子ども食堂への支援や県立学校へのエアコン設置、店舗リフォーム助成など、党県議団が求めた提案が実現していることを報告しました。
一方で小池氏は、自民党県議団が少人数学級や教育予算増額を求める請願を否決し、「教育勅語を教えよ」と質問していると告発。「県議選は、自民党の多数を許すのか、県民の立場で県政を引っ張る共産党の議席を増やすのか。自共対決が中心のたたかいだ」と強調し、「日本共産党の躍進、市民と野党の共同で県民が主人公の県政を築こう」と訴えると、大きな拍手に包まれました。(しんぶん赤旗 2018年11月26日)
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