日本共産党の仁比そうへい参院比例候補は7月5日、鹿児島入りし訴えました。4日午後には山口県下関市、夕方からは大分県でマイクを握りました。

景気回復 業者も応援 山口

 山口県入りした仁比氏は、ふじい直子選挙区候補とともに、下関市のシーモール前で、「全国は一つ、比例5人全員の当選と、選挙区での大躍進をさせてほしい」と力強く訴えました。

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候補者が到着する前から、演説場所には次第に人垣ができ、マスコミも「いつもよりも多く集まりましたね」と感想を寄せました。

 演説を聞いていた森本八重子さん(80)=下関市在住=は「『アベノミクス』で景気が良くなると言っていますが、年金生活者の私たちには、物価高が押し付けられるだけ。おまけに、今年の秋から年金が下げられ、ますます生活が苦しくなるばかりです。仁比さん、ふじいさんには国会に行って、庶民の生活がよくなるようにしてほしい」と期待を寄せました。

 畳店を経営している菅原修さん(46)は「畳の製造に使うナイロン製の糸やふちは、円安の影響で、じわじわと値上がりしています。その分を価格に転嫁することはできません。共産党から1人でも多くの候補者が当選して、景気を回復させてほしい」と話しました。

賃上げ社会 つくろう 大分

 仁比氏は4日夕、山下かい大分選挙区候補とともに大分市のトキハデパート前で演説、「日本共産党を大躍進させ消費税増税ストップ、賃上げ社会をつくろう」と力を込めて訴えました。

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 仁比氏は、安倍政権の暴走に真正面から立ち向かい、国民の所得を増やす本物の景気回復の道を提案して頑張っているのが共産党だと力説。「テフレ・増税のアベノミクスではなく、安定した雇用と賃上げこそ景気回復の決め事になる。大企業の内部留保の一部を動かせば賃上げができる」と訴えました。

 演説の30分前からバス停の椅子に座り仁比氏の登場を待っていた男性(51)は5年前にキヤノンを派遣切りされました。「あの時も今も非正規の声を代弁して頑張ってくれているのが共産党です。たびたび大分に駆けつけ相談にのってくれた仁比さんが国会で活躍する姿を想像するだけでドキドキします。今回の選挙、私も頑張って応援します」と話していました。


皆保険制度 日本の宝 鹿児島

20130706_672166_t 仁比氏は5日、鹿児島県内4カ所を駆け巡りました。

 鹿児島市の鹿児島生協病院前での街頭演説には、医師ら病院職員が数多く聞き入りました。医療生協職員有志後援会の本村隆子さん=総看護師長=が「経済的な苦しさから健康を損なう人をたくさん見てきた。これはもう自己責任では片づけられません。人間を大切にする政治を」と訴え、仁比さんをはじめ比例代表の5人をぜひ国会へと呼びかけました。

 仁比氏の訴えを聞いた中川美穂看護師長(36)は「安心して医療を受けられる『優しい政治』を追求する政党を選びたい」と話しました。

 民医連職員の田中理恵さん(26)は「国民皆保険制度は『日本の宝』。絶対に守ってほしい。国民目線で、ぶれないのが日本共産党だと思う」と話していました。(しんぶん赤旗 2013年7月6日)