参院選で市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざす党佐賀県委員会は6月8日、市田忠義副委員長を初めて多久市に迎え、演説会を開きました。

 国民民主党の原口一博国対委員長、参院佐賀選挙区で市民と野党の統一予定候補の犬塚直史氏が参加したほか、大串博志衆院議員(無所属)も演説会終了直前に駆け付け、熱気に包まれました。

 市田氏は、市民連合と野党が合意した参院選の共通政策に「原発ゼロの実現」が盛り込まれたことを紹介。玄海原発(同県玄海町)の廃炉を含む原発のない希望ある日本をつくるため、「統一候補の勝利とともに日本共産党の躍進を」と強調しました。

 さらに市田氏は、麻生太郎副総理が将来の年金給付削減を前提とし、国民に老後は2000万円の貯金が必要と押し付けたことを批判。「減らない年金」の確立と、消費税増税とは別の財源で低年金者全員の年金給付底上げを掲げる党政策を「共産党を大きくして実現させようではありませんか」と訴えました。

 大森斉県党国政対策委員長、真島省三党衆院比例予定候補も訴え、仁比そうへい党参院比例予定候補のビデオメッセージ、新社会党県本部の高木佐一郎委員長のメッセージが紹介されました。(しんぶん赤旗 2019年6月9日)