参院選勝利にむけ、市田忠義書記局長を迎えた日本共産党演説会が5月30日、山口市で開かれました。会場の市長会館には大勢の市民・県民がつめかけ、市田氏とともに、仁比そうへい比例候補、木佐木大助山口選挙区候補が、支持・支援を訴えました。
演説会には、各界の代表が登壇。元日本弁護士連合会副会長の田川章次氏が、志位和夫委員長が訪米し、沖縄・米軍普天間基地の無条件撤去を米政府に申し入れたことを「他党にはできない真の値打ちがある」と評価し、「侵略戦争反対など歴史によってためされた真価が発揮されることを願います」と激励しました。
地元NPO法人「きよう・生」の野村和志代表理事が、「障害者が住みやすい、バリアフリー化への応援を共産党にお願いします」と期待を込めてあいさつしました。
山口県は、米軍再編の一環で、空母艦載機部隊の移駐が計画されている米軍岩国基地をかかえます。仁比候補は、日米合意を結び、沖縄・米軍普天間基地の県内・国内「移設」「移転」を強引に進める鳩山政権を厳しく批判するとともに、沖縄でも岩国でも「基地の建設、拡大は絶対に許されない。基地のない平和な沖縄へ日本にしよう」と述べ、本土・沖縄の共同のたたかいをよびかけました。
木佐木候補は、「普天間の問題は、米軍岩国基地のあるこの山口の私たちに突きつけられている自らの問題です」とのべ、普天間基地の無条件撤去を唯一掲げる政党=日本共産党の躍進を訴えました。
NHKの日曜討論を終えてかけつけた市田氏は、同討論の模様についてふれ、普天間問題の解決策を提示し、実際に行動しているのは「日本共産党しかない」と指摘。
「いまの日本の政治に求められているのは、アメリカに対し、基地反対という国民、沖縄県民の意思をはっきりと伝えることです」「普天間基地の無条件撤去を主張し、実現にむけ仕事するのは日本共産党だけです」と述べ、参院選挙での躍進を訴えました。
参加者の一人、山口市に住む田之上悟さん(65)は、「アメリカにものが言える党しかない。参院選がんばってほしい」と話しました。
演説会後、市田氏は青年との懇談会に出席し、意見を交換しました。(しんぶん赤旗 2010年5月31日)