山口県知事港が1月18日告示(2月4日投票)され、市民と野党の共同候補、くまのゆずる氏(64)=無所属新=が県庁前で出発式を行いました。
「立候補表明し、さまざまな人と出会うなかで『今の知事ではだめ、山口を変えたい』という県民の強い思いを感じてきた」と切り出した、くまの氏。米軍岩国基地(岩国市)の拡大強化、上関町への原発建設計画、萩市が配備候補地とされる地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を挙げ、「安倍政権からもたらされる危険な3点セットをなくさなければ住み続けられる県にならない」と力を込めて訴え、大きな拍手が送られました。
選挙母体の「99%の民意をいかす山口の会」の纐纈厚代表は「私たちのカで保守の厚い壁を押し倒し、希望ある未来へと進む橋にしよう」と呼びかけました。
日本共産党の仁比そうへい参院議員、社民党の佐々木明美県議、新社会党の田中健次防府市議、「総がかり行動やまぐち」と「みんなの県政をつくる会」の代表らが激励あいさつ。仁比氏は「山口でも市民と野党の共闘が前進するなか、くまのさんを先頭に知事選をたたかえる、こんなにうれしいことはない。平和を脅かし、暮らしを痛めつける安倍政権の方ばかり見る知事ではなく、しっかりと立ちはだかって国にもの言う知事をともに勝ち取ろう」と熱く訴えました。
山口市の女性(68)は「消費税は上がり、年金は減らされ、暮らしにくい。暮らしを支える県政にしてほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2018年1月19日)