熊本県の日本共産党天草地区委員会は2月11日、党を知り交流を深めて、きたる総選挙、県知事選、来年の参院選を必ず勝ち抜くためのつどいを天草市で開きました。日本共産党の仁比聡平参院比例候補と久保山啓介知事候補が駆けつけ、約160人が参加しました。

仁比氏は、消費税増税、社会保障改悪など、ギリギリのところで暮らしが成り立っている人にさらに負担を増して富裕層・大企業優遇の政治を続けようとする民主党政権を告発。「国民の声を軽んじる政党には退場してもらうしかない」とのべました。

つどいには、水俣病被害を受けながら国の基準では患者と認定されず、救済を求め立ち上がっている「水俣病不知火患者会」の約30人も参加しました。

仁比氏は国が水俣病救済を7月末で打ち切ると決めたことにふれ「すべての人が一人残らず救済されるまで幕引きは絶対許されない。日本共産党もたたかいの要となって頑張る」と語り、再び国会の場に返り咲く決意をのべました。

上天草市姫戸町から参加した救済申請中の男性(71)は「今の国会は仁比さんが言われたように弱い者いじめの政治。被害者に親身になって取り組んでくれるのは共産党なので、頑張って押し上げたい」と話しました。

久保山氏は「くらしを応援する県政をみなさんとともにつくっていきたい」と話し、支援を訴えました。(しんぶん赤旗 2012年2月12日)