国民投票法改定案が衆院本会議で可決された5月11日、「平和をあきらめない北九州ネット」は、北九州市小倉北区のJR小倉駅前で約50人が参加して抗議の街頭宣伝をしました。日本共産党の仁比聡平前参院議員が訴えました。

 仁比氏は、コロナ危機を口実に憲法改悪を狙う菅自公政権を批判し、憲法をいかして危機を乗り越える政治の実現を呼びかけました。国政選挙で改憲発議に必要な議席を改憲勢力に与えず改憲を阻んできた共闘の力を強調し、「総選挙で市民と野党の本気の共闘を実らせて憲法改悪にノーの審判を下し、憲法をいかす新しい政権をつくろう」と力を込めました。

 社民党の志岐玲子衆院福岡11区予定候補が訴え。日本共産党の高瀬菜穂子県議は、最低投票率の定めがないなど同改定案の欠陥点を指摘しました。

 参加者らは改憲発議反対署名を呼びかけ、駅の利用客や高校生らが次々と署名。署名した男性(55)は「アメリカの勝手な戦争に加担すると日本まで悪者になる。改憲よりコロナ対策を進めて」と話しました。(しんぶん赤旗 2021年5月14日)