日本共産党の仁比そうへい参院議員は12月19日、徳島市の県郷土文化会館で開かれた国政報告会で国会活動を語り、古田もとのり参院徳島選挙区予定候補とともに参院選での日本共産党の前進・躍進を訴えました。

 仁比氏は、今の国政の課題として、(1)全国350万人すべての肝炎患者の救済、(2)後期高齢者医療制度の廃止、(3)雇用の抜本的改善、(4)小沢号令での民主党の暴走―の四つの問題を示しました。

 小沢号令での民主党の暴走について、国民の陳情の窓口を政府でなく民主党に一元化するなど、「小沢国会改革」なるものが民意を切り捨て、議会制民主主義を破壊しているとして、「もし、国民の中に『少々強権的であっても、少しでもいいことをしてくれているならいい』という考えがあるなら、ファシズムにつながる」と警鐘を鳴らしました。

 日本共産党が「建設的野党」として国会で果たしてきた役割について、肝炎対策基本法を成立させるため、与野党の間をほん走して協議の場を実現したことなどを紹介し、衆院9議席、参院7議席の政党が、国民との連帯で国政を動かしてきたと語ると、大きな拍手が起こりました。

 仁比氏は、「国民の要求を実現するために、日本共産党の奮闘が今以上に求められているときはない。来年の参院選を前進・躍進の選挙に」と強調しました。(2009年12月21日(月)「しんぶん赤旗」)