参院憲法審査会が4月16日開かれ、憲法54条の参院緊急集会に関する意見交換を行いました。

日本共産党の山添拓議員は、自民党などが緊急集会は臨時的で緊急時に対応できないとして、国会議員の任期延長などを主張しているのに対し、緊急事態を口実に権力が乱用された事例を挙げ批判しました。(質問動画はコチラ)
日中戦争下の1941年に「国政について不必要に議論を誘発」するとして衆院任期が1年延長され、その1年後には「政治力の結集が戦争遂行のため緊要」だとして任期満了選挙が行われたことを示し、「選挙困難事態が恣意(しい)的に判断され、その結果が戦争の惨禍だった事実は決して看過できない」と強調しました。
また、内乱首謀罪で起訴された韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領による「非常戒厳」や、経済的非常事態として国際緊急経済権限法を根拠にトランプ米大統領が強行した関税引き上げを挙げ「緊急時に名を借りた権力の乱用は至る所に実例があり、教訓を明らかにしている」と指摘。「危機をあおり緊急事態条項をと喧伝(けんでん)するのでなく、憲法に基づき権利を擁護する政治こそ国会に求められている」と強調しました。
日本共産党の山添拓議員は、自民党などが緊急集会は臨時的で緊急時に対応できないとして、国会議員の任期延長などを主張しているのに対し、緊急事態を口実に権力が乱用された事例を挙げ批判しました。(質問動画はコチラ)
日中戦争下の1941年に「国政について不必要に議論を誘発」するとして衆院任期が1年延長され、その1年後には「政治力の結集が戦争遂行のため緊要」だとして任期満了選挙が行われたことを示し、「選挙困難事態が恣意(しい)的に判断され、その結果が戦争の惨禍だった事実は決して看過できない」と強調しました。
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