日本共産党の仁比聡平議員は参院法務委員会での質問で、入管法・技能実習法改定案、すでに施行された改定入管法を巡り、政府の姿勢をただしました。(質問動画はコチラ)

 6月13日の同委員会で仁比氏は、入管法・技能実習法改定案について、永住許可取り消し事由とする「義務違反」の端緒をつかもうとすれば、入管庁と警察による人種差別的な防犯・捜査活動は免れないと指摘し、永住許可取り消し規定の削除を強く求めました。

 仁比氏は、人種や肌の色を理由に犯罪傾向があるとみなす「レイシャル・プロファイリング」に基づく職務質問が横行していると指摘。東京弁護士会が2022年9月に公表した調査報告書では、回答者2094人のうち、6割が過去5年間に職質を受けており、「いきなりズボンを脱がされ、下のものを見られた」「敷地から10歩も離れていないごみ箱で声をかけられ、交番まで連行された」などの事例を紹介。仁比氏は「在留資格があるのに、こういう仕打ちをするのか」とただしました。

 小泉龍司法相は「法務省の所管外だ」とはぐらかしました。仁比氏は「警察は摘発したら入管庁に照会する。警察と入管が密接に連携しなければ、『義務違反』の端緒さえつかめない。別々だという話は成り立たない」と厳しく批判しました。

 仁比氏は、横浜華僑総会の曽徳深顧問に対し、横浜市の担当者が「一緒にまちづくりをしてきた仲間。(滞納は)国籍にかかわらず、粛々と徴税の手続きを進めればいい」と述べたとの報道(神奈川新聞、13日付)を紹介。「これが当たり前の姿だ。住民と自治体の共同にくさびを打ち込み、(永住権を)入管の手のひらに乗せることは共生への重大な逆行だ」と主張しました。(しんぶん赤旗 2024年6月14日)