統一地方選前半戦ラストサンデーの3月31日、日本共産党の仁比そうへい参院議員は、九州を駆け巡り、北九州市小倉北区(定数3)の大石正信県議候補=新=、熊本市第1区(定数12)の山本のぶひろ県議候補=現=、鹿児島市郡区(定数17)の、たいら行雄県議候補=新=とともに訴えました。

 仁比議員は、消費税増税の中止や国保料(税)引き下げに頑張り抜く党の躍進で安倍政権を退場させようと呼びかけました。

 北九州市小倉駅前では、労働者後援会の50人が政策プラカードを掲げて盛り上げました。大石候補は「日本共産党が伸びれば消費税増税を止めることができる。県民の命と暮らしがかかった選挙です」と語りました。

 昨年秋まで製鉄労働者だった男性(60)は「『働き方改革』といっても残業の実態は変わっていない。残業なしの労働実現のためにも選挙を勝利したい」と語りました。

 熊本市で山本候補は、熊本地震の被災者に寄り添い応急仮設の入居要件緩和など要望を一歩ずつ前進させてきたと紹介。国保料が熊本市は政令市一高く、県内では国保世帯の3割が滞納せざるをえなくなっていると告発し、「くらしにやさしい政治の実現」を訴えました。

 たいら候補は鹿児島市で、検査技師として長年働いてきた医療現場を通じて、高すぎる国保税が払えず、受診を我慢して手遅れになる患者も見てきたと指摘。国保税大幅引き下げや、子ども医療費の中学卒業までの窓口無料化を実現すると力を込めました。

 街頭演説に先立ち、医療関係者らが白衣を身につけ、後援会員など約40人がメガホン宣伝をしました。(しんぶん赤旗 2019年4月2日)