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 島根・山口両県での局地的豪雨被害から3週間をへた8月22日、日本共産党の仁比聡平参院議員は島根県津和野町の被害状況を視察し、町職員など被災者から要望を聞きました。
 津和野町では、電気や水道などライフラインはほぼ復旧し、避難所も12日までに閉鎖。一方、21日時点でも町道14カ所が通行止め、JR線(地福―益田)が運休となっています。土砂崩れが36カ所で起き、山間部の家屋や水田が大きな被害を受けました。
 町西部を流れる名賀川上流の名賀地区に住むコメ農家の男性(77)は、水田50アールのうち30アールが被災。「農業は生きがい。道路や河川の工事を急いでほしい」と訴えます。下流の高峯地区の被害家屋はボランティアの協力で土砂の除去や消毒が行われましたが、同地区自治会長の男性(65)は「再建費用が問題。みんな帰りたい気持ちはある」と話します。
 農業被害の大きかった木部地区に住む男性(76)は、農道が崩れたままで、「田んぼに農業機械を入れることもできない」と悩んでいます。
 視察後、長嶺常盤副町長らと意見交換した仁比氏は「迅速な復旧へ党派を超えて頑張りたい」と強調。長嶺氏は「町への財政支援も必要」と語りました。
 竹内志津子町議、石村智子中国ブロック国民運動委員長らが同行しました。(しんぶん赤旗 2013年8月23日)