「真に国民が主人公の日本をつくり、暮らし・命を守るため、何としても、国会へ押し上げてください」。参院選最終盤の7月9日、真っ黒に日焼けした仁比そうへい比例候補は、大分、北九州両市を駆け巡り声を振り絞って訴えました。
前日、午後8時きりきりまで福岡市博多区の街頭で訴え、新幹線などを乗り継いで深夜大分市入り。9日、法律事務所と大学の先輩である河野善一郎弁護士も応援にかけつけるなか、山下かい大分選挙区候補とともにマイクを握りました。
移動の車中では、あめを□にし、支持者から寄せられたお茶を飲むなど、のどの調子を整え、演説場所に着くと市民に駆けより熱い握手を交わします。
大分市春日浦で訴えを聞いた女性(63)は「共産党しか私たちの願いを聞いてくれる党はありません」と期待を寄せます。
大分駅近くの街頭演説に駆け付けた大久保紀子さん(68)。新日鉄大分製鉄所の近くに住み、工場によるばいじん被害を訴え、被害救済などを求めてきました。
大久保さんは言います。「政府との交渉でも仁比さんには男気をいただきました。経済産業省も実態調査に乗り出すところまできました。ばいじんの基準を国につくらせるためにも、仁比さんには絶対に再び国会に行ってほしい」
(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年7月10日)