九州各地を襲った豪雨被害の実態調査のため、日本共産党の仁比聡平前参院議員は7月8日、被災した福岡県大牟田市に入りました。共産党の崎山恵子、北岡あや両市議、江口学衆院福岡7区候補らが同行しました。
同市三川地区では、多くの住宅が床上1メートル以上浸水。ようやく水がはけたこの日、片付けをする住民らの姿が見られ、表には被災した家財、車などが並んでいました。77歳の女性は「あっという間にこんなになってしまって」と肩を落としました。
同地区では、指定避難所も浸水し、急きょ市の指示で大牟田文化会館に約160人が避難。固定席の間に配布された毛布などを敷くなどして、過ごしています。同館は指定避難所ではないため、今後も避難先を移動しなければなりません。72歳の男性は「寝る場所があるだけでも、ありがたい」と話すものの、生活再建の見通しもありません。
仁比氏は、命からがら避難し、助かった住民らを励まし「一日も早く、安心できる避難所を提供する必要がある」と話しました。崎山市議は「市に改善を求めている」と語りかけました。
一行は、社会医療法人「親仁会」、福岡県建設労働組合大牟田支部などがそれぞれ立ち上げた災害対策本部を訪問し、激励し合いました。(しんぶん赤旗 2020年7月9日)