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マツダ防府工場(山口県防府市)の違法な派遣切りに立ち上がり、正社員としての雇用を求める訴訟で勝利解決した原告団の清水ちかしさん(46)が、11月6日告示(13日投票)の防府市議選に日本共産党候補として挑みます。10月2日の清水候補の事務所びらきには、弁護団でたたかった日本共産党の仁比聡平参院議員が駆けつけました。

 

現職の山本久江市議(64)とともに現有2議席確保を目指します。

 

清水さんは2009年に派遣切りされ、原告団17人の事務局次長として活動。活動資金のためにマドレーヌを作って販売もしました。山口地裁の判決(2013年3月)で全面勝利し、広島高裁で14年7月に解決しました。

 

仁比氏は「派遣切りで生活基盤を奪われた原告が各地にバラバラになる中で、一人ひとりの仲間の様子や思いを弁護団に伝えてくれたのが清水さんでした。非正規雇用労働者の権利を確立し、歴史的な前進を切り開いた清水さんの力を確信しています」と激励しました。

 

山口県労連の藤永佳久議長は「ユニークで豊富な発想力を持った清水さんに必ず勝ってほしい」と力を込めました。

 

参加した一人ひとりと握手を交わし清水候補は「勝利まで5年3カ月をたたかい、日本共産党と出合う中で声を上げる勇気を持つことの大切さを学びました。安倍政権の悪政を防府市政に持ち込ませず、市民の願いを市政に届けたい」と決意を語りました。

 

原告団副団長の上田丈二氏は、昨年4月の和木町議選で当選しています。(しんぶん赤旗 2016年10月4日)