日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は5月14日、被爆地・広島市の繁華街で街頭演説し、米軍との核兵器の共有を狙う議論や「政治とカネ」の問題に最も厳しく対決しているのが共産党だとし、参院選に向け、「『今度ばかりは共産党』。この声を広げに広げ、5人の比例候補全員を国会に押し上げてほしい」と呼びかけました。
県被団協(佐久間邦彦理事長)の山田寿美子副理事長(78)が応援演説し、「今こそ一貫して平和を求めてきた共産党を伸ばすことが平和と生活を守る」と期待を寄せました。
田村氏は核兵器の廃絶に向け、「国際条約をつくれと1980年代半ばから被爆者の皆さんと一緒に、懸命に国内と世界の国々に呼びかけてきたのが共産党です」と述べ、核兵器禁止条約に実ったと強調。「『今度ばかりは共産党』。危険な『核共有』の議論にピリオドを打つ一番確かな力です」と訴えました。
選挙をカネでゆがめた自民党の河井夫妻事件などを挙げ、「『政治とカネ』の問題を最も厳しく追及してきたのが共産党」と力説。ばらまくほどのお金の出所は政党助成金だとし、「共産党は参議院に政党助成金の廃止法案を提出しています。共産党を参院選で伸ばし、『政治とカネ』の問題を根っこから解決する国会をつくろう」と呼びかけました。
にひそうへい参院比例候補のビデオメッセージが商店街入り口の大型ビジョンに映され「憲法9条を生かし、歴史の事実と国際法にもとづいて平和をつくる一番の力が共産党の躍進です」と訴え。中村たかえ参院選挙区候補は「ヒロシマの心を国会に、世界に届ける」と述べました。
たまたま演説を聞いた男性(64)は「100年間、反戦平和を訴え抜いてきた共産党に大いに期待しています」と語りました。(しんぶん赤旗 2022年5月15日)