肝炎基本法成立直後の報告集会にて(091130

 

薬害肝炎の問題の解決に全力をあげてきました。臨時国会での肝炎基本法の成立も、患者の怒りを受けとめ、国会を要所で動かしたのは党国会議員団でした。民主党政権の後ろ向きの姿勢に患者の怒りが爆発したのです。「もう民主党にお願いしません。約束を守ってください。でなければ、新政権に闘争宣言をあげ、再び命がけでたたかいます」と訴えました。

党議員団は、民主党・山岡国対委員長(当時)に「全会派が参加する開かれた協議の場と臨時国会での成立」を申し入れるなかで、局面を大きく変えました。数日後、女性から「患者の一人としてどんなにか勇気を頂けたことか」と手紙が居きました。

そして基本法が成立。この方は「共産党はずっと怖いところだと思っていた。早く出会っていたら」と。山口全国原告団代表の「共産党議員団とともに歩んでくることができました」の言葉もうれしいものでした。

B型肝炎訴訟ですでに4年前に最高裁判決が確定し、裁判所から和解勧告を出されながら、具体的解決策さえ出さない民主党政権は許せません。日本共産党と仁比そうへいは、すみやかな解決のために全力をあげます。

被害者の声を聞くその目に光るものを見た者は少なくありません。仁比さんは悲しみと怒りを真摯に受け取り、励まし、解決への行動を惜しみませんでした。肝炎対策が前進したのも、仁比さんの支えがあったからです。
弁護士 迫田登紀子(筑紫野