日本共産党の仁比そうへい参院議員、笹岡優四国ブロック国政対策委員長、古田もとのり参院選徳島選挙区候補、山田豊、古田美知代の両県譲は１２月１８日、徳島市の林業センターに出向き、県森林組合連合会と懇談しました。森林組合から山田真裕代表理事専務、後藤尚之参事、河野裕美総務課長が応対しました。

　仁比氏が、林業が抱える問題を尋ねたところ、山田専務は「林業の最盛期には１万人を超える作業班員がいたが、今は組合員も含め、県全体で４００人くらいまで減っている」とのべました。３０年前には３万円以上していた杉の丸太が、今では半値以下となり、一方で資材や賃金コストは上昇していることを示し、「これでは仕事として成り立たたず、後継者も育たない」と話しました。

　政治への要望について、山田専務は「いちばんは、需要を高めてもらうこと」とのべるとともに、その一方で木材を安定供給するためには、技術や研究の面でコストが必要なことを指摘しました。

　仁比氏が、全国森林組合連合会の大会で志位委員長が行ったあいさつの内容にふれると、山田専務が「拍手が大きかったですよ」と応じるなど、懇談は和やかに進行。最後に仁比氏は「林業が国の経済を支える産業として発展するよう、日本共産党は全力を尽くします」と語りました。（しんぶん赤旗２００９年１２月１９日）