日本共産党の仁比聡平参院議員は10月26日、鹿児島市で台風12号による8月21日からの大雨で土砂による被害を受けた小田代(おだしろ)集落を調査しました。被害と国有林の伐採の影響について現地住民と竪山清隆党市議から聞き取り、林野庁と市の職員から説明を受けました。
		
		現地では保安林・水源涵養(かんよう)林となっている国有林約8・5ヘクタールを1月以降、全ての木を切る「皆伐」で伐採しました。
仁比氏らは伐採で山肌があらわになった斜面を登り、国有林側から多量の石が流れ出した民有林や土砂に埋まった山水の取水路、水の力で壊された用水路の壁などを確認しました。
住民らは、皆伐によって森林の保水力が損なわれ、大雨で一度に大量の水が流れるようになったことや、田植えの時期に必要な量の水が手に入らなくなる恐れを指摘。水路の修復や拡幅、土砂止めなどの災害対策を求める声が上がりました。
仁比氏は、「気候危機と降雨量の激化からすれば、さらに甚大な被害もあり得る。水路整備はもちろんだが、山の災害対策を急ぐ必要がある。また、今後国有林の伐採に山間の住民の意見がいかされる取り組みが必要だ」と語りました。(しんぶん赤旗 2025年10月27日)
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