日本共産党宮崎県委員会は10月20日、福岡市の九州防衛局を訪れ、航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)での日米共同訓練の中止を求めました。松本たかし衆院宮崎3区予定候補、後藤泰樹前宮崎市議が参加。田村貴昭衆院議員、まじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補、仁比聡平前参院議員が同席しました。

 訓練(26日~来月5日)で、参加する沖縄・嘉手納基地の米兵200人が宮崎市中心部のホテルに宿泊することに対し、申し入れではコロナ感染など「住民に過度な心配や不安を生じさせないためにも訓練そのものを中止すること」を求めました。

 田村氏は、県民・市民が騒音被害の上にコロナ禍の中の訓練にさらされると指摘。基地周辺の自治体で基地内の宿泊を求めていることにも触れ、基地外宿泊の方針を変えない政府の姿勢は「度し難い米国追従」と批判しました。

 新富町在住の海老原司さんは「弾薬庫建設計画の住民説明会はコロナ対策で行わず、なぜ米軍は夜1時まで外出していいのか」と訴え。

 防衛局の石井哲也地方調整課長がホテル・基地間の移動はレンタカーを使用すると回答。松本氏は、同時に訓練が行われる海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)では基地内宿泊、外出禁止にしていると指摘しました。(しんぶん赤旗 2020年10月21日)