日本共産党の志位和夫委員長は6月23日、鳥取・島根両県を駆け巡り、参院鳥取・島根選挙区で市民と野党の共闘で統一候補になった中林よし子候補の勝利と、日本共産党の躍進を訴えました。志位氏が一本化に向けた他の野党と市民の協力に感謝を述べるとともに、「中林さんの勝利のために、多くの方々との協力の輪を広げ、あらゆる力を尽くします。全国すべての1人区で、最大限の協力でたたかいぬき勝利を勝ち取る決意です」と表明し、激励に駆け付けた市民や野党各党の代表と、中林候補、志位氏らが手を結ぶと、熱気にあふれた会場から大きな歓声と拍手が湧き起こりました。

 比例候補の仁比そうへい参院議員は「異常な格差をただし、99%の人たちの幸せに寄り添う政治に変えて、くらしの希望をつくる」と表明しました。

 中林候補は「党派を超えた大きな力添えで、政治を変える議席として国会に送り出してほしい」と語りました。

 志位氏は、中林候補の衆院議員としての実績を語りました。中海を埋め立てて農地にする干拓・淡水化事業を国会で追及し続け、2002年に中止に追い込み、BSE(牛海綿状脳症)問題では、肉骨粉の輸入を認めてきた政府の責任を認めさせたと紹介。「『島根の太陽』として活躍してきた中林さんを今度は『日本の太陽』にしてもらい、国会に押し上げ島根・鳥取から『安倍政治サヨナラ』の審判をくだしましょう」とよびかけました。

 志位氏は、暮らし、平和、原発、民主主義の四つの柱で日本共産党の提案を具体的に紹介。この中で、安倍首相が、22日のインターネット番組で、「憲法を議論しない政党か、する政党かを強く訴える」と語っていることに言及し、「日本共産党は大いに憲法を議論してきたし、していく」と表明。同時に「首相に憲法を議論する資格があるでしょうか」と語りかけ、「安保法制など数々の違憲立法を強行してきました。こんなにも憲法をないがしろにしてきた首相はいない。憲法をないがしろにする首相に憲法を議論する資格なし」と強調しました。

 島根原発は日本で唯一、県庁所在地に立地する原発だと語った志位氏は、松江市をはじめ鳥取・島根両県の5市が30キロ圏内に入り、46万人が暮らしていると指摘。福島の現状との関わりからも、島根原発の沖合にある三つの断層が連動すれば巨大地震になる危険があることからも、「島根原発の再稼働は無謀の極みです。島根原発は停止したまま廃炉にすることが唯一の解決方法ではないでしょうか」と強調しました。

 島根県では、社民党県連の山本誉代表があいさつ。立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員、「住民目線で政治を変える会・山陰」のメッセージが紹介されました。鳥取県では、社民党県連の米村正一幹事長、新社会党県連の中宇治節雄書記長、藤田安一鳥取大名誉教授、長谷川稔前県議があいさつ。立憲民主党、国民民主党、住民目線の会などのメッセージが紹介されました。(しんぶん赤旗 2019年6月24日)