共謀罪法と秘密保護法の廃止を求める行動が5月7日、衆院第2議員会館前で行われ、約40人の参加者が「市民監視の法律いらない」「知る権利を侵害するな」と声をあげました。主催は共謀罪NO!実行委員会と、「秘密保護法」廃止へ!実行委員会。
両実行委員会の事務局で日本出版労働組合連合会の前田能成さんは「個人情報について国や行政が監視しようとしている実態を見極めるために、世界の経済や貿易の陰でどんな情報操作が行われているかなど皆さんと一緒に考えていきたい」と話しました。
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健共同代表は安倍晋三首相による改憲発議について「国会や国会外でのたたかいによって6月末までの通常国会で改憲発議するのは“至難の業”というところまで追い込んでいる。参議院選挙で勝ち市民と野党の共闘の信頼関係をしっかりつくることが必要だ」と強調しました。
東京都町田市から参加した田中誠さん(84)は「陸軍の参謀本部にいた父親は東京大空襲の悲惨さを受けて死を覚悟して戦争をやめろと訴え軍法会議にかけられた。敵対して一方の考えを抑えるのはよくない。個人の人権と尊厳を守りながら平和を守りたい」と訴えました。
日本共産党の仁比聡平参院議員があいさつ。社民党と立憲民主党の国会議員が参加しました。(しんぶん赤旗 2019年5月8日)
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