日本共産党国会議員団の水俣病問題の早期全面解決をめざすプロジェクトチーム(水俣病問題PT)は9月2日、参院議員会館内でノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議(ノーモア・ミナマタ全国連)関係者と懇談し、全ての水俣病被害者救済の早期実現を図るよう求める要請書を受け取りました。共産党からは田村貴昭衆院議員・同PT責任者、仁比聡平・事務局長、白川容子両参院議員、が参加しました。
裁判原告を含む全ての水俣病被害者を国の責任で救済するため、「水俣病被害者救済新法案」が先の通常国会に超党派で提出され、継続審議になっています。
弁護団・原告団からは同法案への強い期待が語られました。
白川氏は、熊本県水俣市訪問の経験に触れ「皆さんの声を受け止めしっかり頑張っていきたい」と述べました。
仁比氏は、水俣病問題があたかも終わったかのように言う環境省に対し、救済法案は「速やかな解決こそが国の責任という、政治的な意思が大きく示されている」と主張しました。
田村氏は、衆参両院で与党少数となる中「さらにアプローチを強めれば、まさに希望のある流れになってくる」と、臨時国会に臨む決意を述べました。
ノーモア・ミナマタ全国連は「すべての水俣病被害者を一刻も早く救済することを求める署名」に取り組んでいます。(しんぶん赤旗 2025年9月3日)
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