10月27日告示(11月3日投票)の長崎県雲仙市議選で初の複数議席に挑む日本共産党長崎県中部地区委員会は9月28日、仁比聡平参院議員を迎え、雲仙市2カ所で演説会を開きました。

 定数21(5減)の市議選に臨む上田あつし(56)=現=、矢崎かつみ(63)=新=両候補の地元で開催。上田氏は、一般質問に毎回立ち、新庁舎移転撤回や住宅リフォーム助成などを実現してきた実績を紹介。「市の基幹産業を破壊するTPP(環太平洋連携協定)参加断固反対」と決意を示しました。矢崎氏は、旧千々石(ちぢわ)町議時代の合併反対運動の経験から、住民要求を議会に届ける重要性を語り、「暮らしを守るため、市民の負担を軽くしたい」と訴えました。

 仁比氏は、国営諌早湾干拓事業(諌早市)による有明海の深刻な状況にふれ、「農漁共存」を強調。「みなさんの力で、農漁共存をめざしTPPに断固反対を貫く日本共産党の議席を増やしてほしい」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2013年10月1日)