日本共産党の志位和夫委員長は12月27日、党本部で記者会見し、2019年参院選の比例代表予定候補(第1次)7氏を発表しました。

 志位氏は、第3回中央委員会総会で「850万票、15%」という得票目標を決めたことに言及。「この間の選挙の結果に照らすと、850万票で必ず獲得できる議席数は7となります。議席目標は7としました」と説明しました。

 各予定候補を紹介した志位氏は、「人格、識見、論戦力、どれも抜群、“ベスト7”の候補者です。7人全員当選のために全力をあげたい」と決意を表明しました。

 また志位委員長は、参院選挙区予定候補に、長野選挙区の長瀬由希子氏(党中央委員、党長野県委書記長)を追加したことも発表。発表ずみの10人に加え、選挙区予定候補は計11人となりました。

立民、社民、自由、民進各党に、協力のための話し合いよびかけ

 志位氏は、「原則としてすべての選挙区に党公認の候補者を擁立してたたかうべく、いま準備を進めています。同時に、全国32の1人区のすべてで野党統一候補を実現し、勝利することを目指して力をつくします」と強調。この間の参院選、総選挙での共闘の経過も踏まえ、「立憲民主党、社民党、自由党、さらに民進党のみなさんに協力のための話し合いを呼びかけたい」と表明しました。

 記者団から、希望の党に統一会派結成を呼びかけている民進党も共闘の対象なのかと問われた志位氏は、「民進党との関係では、野党間で安保法制廃止、立憲主義回復、安倍政権打倒、国政選挙でできる限りの協力を行うなどの合意の積み重ねがある」と強調しました。また、衆院の民進党所属の「無所属の会」議員には、総選挙で日本共産党の支援を受け当選した議員も多く、昨年の参院選でも野党統一候補として当選した議員が民進党にはたくさんいると指摘。「そういう流れからしても、(民進党には)協力を呼びかけたい」と述べました。

 一方で志位氏は、希望の党は安保法制容認、9条改憲推進の党であり、同党と統一会派を組むのは、「これまでの経過からも筋が通らなくなるのではないかという懸念を持っている」と述べました。(7候補の決意)

憲法生きる政治を 仁比そうへい予定候補(中国、四国、九州・沖縄)

 13年参院選で躍進させていただいた共産党が10年ぶりに取り戻した議運委員会理事として、数々の強行採決に真正面から立ち向かい、秘密法、戦争法、共謀罪などの「戦争をする国」づくりに徹底した質問で挑んできました。同時に、多くの方々と力を合わせて、熊本地震や九州北部豪雨災害からの復興、原発問題や原爆症などの被害の問題、肝炎やアスベスト、水俣病や有明海の問題などに取り組んできました。

 現実の政治と国民生活が憲法からかけ離れていることに最大の憲法問題があります。憲法改悪を許さず憲法が生きる政治をつくるために頑張ります。(しんぶん赤旗 2017年12月28日)