参院選で3年ぶりに議席を回復した日本共産党の仁比聡平氏は7月21日、米軍岩国基地(山口県岩国市)の機能強化に反対し、市内で月3回座り込んでいる「愛宕山開発跡地見守りの集い」に参加し、「静かで平和な岩国を取り戻すために、みなさんと一緒に頑張り抜く」と決意を述べました。

 リレートークで愛宕山を守る会の岡村寛世話人代表は、「今後6年間、大活躍してください。自民党(議員)の30人以上の存在価値がある」と仁比氏を激励し、あたごやま平和研究所の田村順玄代表も「本当にうれしい」と述べました。退職教職員協議会県本部役員の鳥家冶彦氏は「仁比さんが来てくれて本当に力強い。新たなたたかいのスタートか切れる」と語りました。

 仁比氏は「空母艦載機の移駐が強行されて以来、岩国の変貌ぶりはすさまじい」と述べ、爆音被害の激化、相次ぐ外来機の飛来や艦船の寄港などを批判。「岩国の今のありよう、全体像を市民のみなさんと明らかにし、戦争の拠点化を絶対に許さない。みなさんの平和の声を発信していくとりでとなって頑張り抜く」と述べました。(しんぶん赤旗 2022年7月22日)