県営佐賀空港(佐賀市)への陸上自衛隊のオスプレイ配備を許さないための学習交流会が11月23日、同市で開かれました。オスプレイ配備反対佐賀県連絡会が主催しました。

 日本平和委員会理事の小泉親司氏が講演し、米軍と自衛隊の軍事一体化が進められていると告発。日米合同演習でオスプレイを使った訓練が常態化し、自衛隊がオスプレイの「発着艦マニュアル」も整備しようとしていることなどをあげ、①自衛隊を海外でのアメリカの戦争に動員・参戦させる②攻撃型兵器の保有・改修に導く③軍拡政治を推進する――の三つの危険があると告発しました。

 そのうえで「自衛隊が戦争に導入されることは重大問題だとの世論を起こし、配備反対の一点での幅広い共同と運動を広げよう」と呼びかけました。

 「観光地・柳川にオスプレイはいらないと市民運動をおこす」(福岡)、「日本全国と手を携えて頑張りたい」(長崎)、「自衛隊が米国とどんな訓練をしているのかを市民に伝えたい」(熊本)と各地からの発言がありました。

 参加したみやき町の女性(65)は「オスプレイは欠陥機だと改めて認識した」と話しました。

 国民民主党の原口一博衆院議員、日本共産党の仁比そうへい参院議員、田村貴昭衆院議員がメッセージを寄せました。(しんぶん赤旗 2018年11月25日)