全国生活と健康を守る会連合会(全生連)の松岡恒雄会長、辻清二事務局長らは12月22日、日本共産党本部を訪問し高橋ちづ子常任幹部会委員・衆院議員、仁比聡平国民運動委員会副責任者らと会い、全生連の2011年度政府予算案への要求などをもとに懇談しました。

 松岡会長らは「生活保護世帯の増加、国民健康保険の保険料を払えない世帯が増えるなど国民の貧困の広がりのなかで、全生連の出番の状況が生まれています。予算要求について引き続き日本共産党の尽力を願いたい」とのべ、合わせて、生活と健康を守る会の活動への党の協力を要請しました。

 高橋衆院議員らは「国民のなかに深刻な貧困が広がっているが、政府の分断策もあって、正しく解決する方向に向かないことが多いと思います。政権が代わっても政治の内容は変わらず、いま国民全体の真因を解決していくのが本当に重要だ」と語り、全生連と協力し、全力をあげたいと強調しました。

 全生連側からは、役割の発揮が求められている「生活と健康を守る会」の組織を隅々につくるために「共産党の協力を」との要望が相次ぎました。

 党側から「福岡高裁で老齢加算の廃止処分の取り消しを求める判決を勝ち取るうえで生活と健康を守る会の運動の果たした役割は大きい。生活と健康を守る会の組織強化は大切」(仁比氏)などと応じました。(しんぶん赤旗 2010年12月23日)