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 日本共産党の仁比聡平前参院議員は1月16日、積雪17センチ、時折吹き付ける吹雪の中、島根県松江市で豪雪による農業被害を調査しました。片寄直行市議や上代善雄党地区委員長、石飛育久党県国民運動責任者が同行しました。

 同市では137棟のビニールハウスなどが全半壊し、1億7000万円余の被害です。農作物被害などの調査が進むと、さらに増えそうです。

 仁比氏は古藤一郎農業委員の案内で、倒壊したハウス農家を回りました。

 育苗ハウス2棟がつぶれた市内上宇部尾町では、野菜農家(61)が応対。「ナスの苗が2月20日ごろに届くんです。加温できないと枯れてしまいます。ハウスの撤去・新設には相当費用がかかります」と、行政の支援を訴えました。

 「12月31日深夜、すごい音でハウスがつぶれました」と話すのは同長海町の女性(75)。「中にはホウレンソウとネギを植えていました。育苗機も入ったままです」と訴え、ハウスを新設するかどうか迷っていると話しました。

 仁比氏は、共産党の申し入れによる漁船沈没被害などでの国の局地激甚災害指定の要件緩和の検討にふれ、「農業についても直接助成を実現させるため頑張ります」と語り、激励しました。(しんぶん赤旗 2011年1月17日)