日本共産党福岡県委員会は8月31日、仁比そうへい参院議員と下関市立大学の関野秀明教授を招き学習・職場交流会を開きました。

 仁比氏は、安倍政権のもとでの長時間労働と世界的に見ても低すぎる最低賃金とその地域間格差を批判。「参院選を前に8時間働けば人間らしく生きていける社会の実現が若者たちの胸に届くよう言葉を磨き、あらゆる職場に共産党員がいて力を合わせていけるよう党を強く大きくしたい」と訴えました。

 関野教授は、長時間労働や労働争議日数の国際比較などのデータを使って「資本論」の資本の搾取と労働者階級の成長・団結の必然性について講演。質問に答えて「日本型の企業中心社会が衰退し、労働組合と労働者政党によって社会・職場をよくする可能性が生まれた。市民と野党の共闘はその表れだ」と語りました。

 参加した男性(36)は「政治にあまり興味が無かったが、労働組合で活動していく中で得た考えと共産党の目指すものが同じと理解できた。聞いた内容を整理して活動にいかしたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2018年9月5日)