20110909_2222301 離島振興対策をめぐって長崎県対馬市に調査に入った日本共産党国会議員団は9月8日、対馬観光物産協会上対馬支部、上対馬漁協を訪れ、産業活性化への要望を聞きました。
党離島振興対策委員会責任者の赤嶺政賢衆院議員は、観光物産協会で「島に住み続け、活気を取り戻すにはどうすればいいか知恵を貸していただきたい」と発言しました。
観光協会の大浦康伸支部長は対馬が属する経済圏の中心都市である福岡市との交通アクセスについて、「飛行機は福岡市から運賃が1万3千円、船は6時間もかかってほとんど乗客はいない」と訴えました。高速船を導入しようにも、もともと航路に補助を受けているため、新たな補助が受けられないといいます。
仁比聡平前参院議員が「壱岐は福岡から近くなり、海水浴に行くのが若者たちの間で人気になっている」とのべたのに対し、対馬国際ライン海運代理店の大浦一泰社長は「壱岐は運賃も対馬の半額です。今の対馬は離島のまた離島という状況だ」と語りました。
塩川鉄也衆院議員は「距離に応じて物流コストが高騰するというなら、それを踏まえた支援が必要になるのは当然」と語りました。
懇談には武本哲勇前市議も同席しました。(しんぶん赤旗 2011年9月9日)