日本共産党の総選挙勝利に国会議員として独自の役割を果たそうと連日奮闘する仁比聡平参院議員は7月23日、清水とし子福岡県副委員長らとともに、福岡市南区の障害者福祉サービス事業所「工房まる」や、新婦人福岡県本部内後援会などを訪問・懇談しました。

 この懇談は、党福岡県委員会が「総選挙に向けみんなで要求を語りあい、自民党政治にかわる要求を実現できる政治を実現しよう」と取り組む、団体訪問・懇談の一環でもあります。

 「工房まる」では、田川の「第2つくしの里」に通う障害者自立支援法訴訟原告の平島龍麿(41)、山下裕幸(28)、福岡訴訟原告家族の敷島篤子の各氏、「工房まる」の吉田修一施設長、「第2つくしの里」の赤松英知施設長と懇談しました。

 懇談では障害者自立支援法への怒りが次々と出されました。平島さんは「施設利用者が働くのになんで利用料を払わなければならないのかどの怒りから原告になった」と語りました。

 吉田さんは「通ってくる仲間の個性に心を動かされてスタッフもがんばっていますが、今の制度では結婚して子どもを持つことなどとても無理で、スタッフのやる気を持続できない」。敷島さんは「障害年金はたった8万円しかないのに、気管切開した人からも医療費をとるような制度は許せない。障害者にも家庭と養護学校、作業所以外に余暇を豊かに過ごせる場をつくってほしい」。

 仁比参院議員は「総選挙で憲法に反して福祉を破壊してきた自公政治を終わらせる審判を下し、みんなが人間らしく生きられる政治・社会をつくりましょう」と話しました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年7月25日)