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 4月23日、仁比議員は、米軍機の低空飛行による土蔵倒壊事件で、被害者の方々らとともに、防衛省に申し入れを行いました。

 同事件は、2011年3月に岡山県津山市で起き、防衛省は当初「米軍の公務に起因する」と賠償手続きを始めましたが、米軍に「高度は適切だった。因果関係は認められない」と言われ、見舞金の支給で済まそうとしています。この問題を、今年の2月6日の参院予算委員会でも、仁比議員が追及。小野寺防衛相は事件時の米軍機の高度について「専門家でしっかりと論議されるべき」と答弁しました。

 しかし、こうした大臣答弁があるのにもかかわらず、防衛省はこの間、高度についての専門家の調査も、米軍への再交渉も行っておらず、交渉の中でも米側の主張を繰り返すのみです。仁比議員は「2か月何をしてきたのか。日本側の分析結果を示し、米側と再交渉すべき」と指摘。被害者の井口さんも「普通に飛んでいるのなら、地震のような揺れや、台風のような風がおこるはずはない」と訴えました。

 目撃証言をもとに飛行高度を計算した低空飛行解析センターの大野さんは、模型を使って解析方法を説明(写真下)。推定高度が標高168.6mで、土蔵からは約30mだったことを解説。仁比議員は「こうした専門家の意見も聞き、現地に来て調査すべき。今後とも追及する」と迫りました。