「一人ぼっちの建設じん肺・アスベスト被害者をなくそう」と福岡県内の被害者や家族、遺族らが集まって交流、建設アスベスト訴訟の支援などを行う「あさがおの会(茨木康夫会長)」の第9回定期総会が4月27日、福岡市で開かれました。政党から日本共産党の仁比そうへい参院議員・比例予定候補と田村貴昭衆院議員があいさつしました。

 福岡県建設労働組合の江口謙二委員長が、「石綿規制の遅れにより、多くの仲間が被害者となった。利益優先の社会を変え、働く者の命と健康を大事にする建設産業をつくろう」と呼びかけました。

 仁比議員は、建設アスベスト救済に向け党派を超えて政治による解決が迫られているとのべ、「今国会で被害救済の道を切り開くため全力をあげる」と強調。夏の参院選で解決のための議席を必ず勝ちとる決意を語りました。

 田村議員は、前回総会で要望されたアスベスト検出器について国会で質問、労働局などに配布が進んでいることを紹介。「解体の建設労働者が被害を受けないよう対策を強く求めていく」と語りました。

 公明党と国民民主党の国会議員秘書があいさつし、自民党、立憲民主党などの国会議員がメッセージを寄せました。(しんぶん赤旗 2019年4月28日)