長崎県の日本共産党北部地区委員会は2月26日、佐世保市に仁比聡平参院議員を迎え、統一地方選勝利に向けた演説会を開きました。石川さとる県議予定候補=新=と小田のりあき市議予定候補=現=が決意表明しました。

 仁比議員は、同市の陸上自衛隊相ノ浦駐屯地の水陸機動団について、「米軍との共同訓練によって能力を着実に積み上げてきた」などの団長の発言を紹介しました。「水陸機動団は戦争の最前線に立つ米軍と一体となり、日本版海兵隊としての役割を果たすことが安保3文書の中で示されている。私たちがやらなければならないのは戦争の準備ではなく、平和のための準備だ」と共産党への支援を呼びかけました。

 石川氏は「何よりも石木ダム建設を止めたいとの思いで立候補を決意した。石木の自然をダムの底に沈めることを許すことはできない」と表明。さらに「佐世保を再び戦場にさせたくない。そのためにも戦争の準備をやめろという声を県議会で上げ、岸田首相を包囲したい」と決意を語りました。

 小田氏は、石木ダムやカジノ誘致の問題に反対しているのは市議会では共産党だけだと強調し、災害時の避難所に電気ポットを設置させるなど要求を実現してきたと紹介。「共産党の議席を守りぬき、みなさんの声を届けるために、2期目も押し上げてください」と訴えました。(しんぶん赤旗 2023年2月28日)