参院選投票日(7月11日)まで10日を切った7月3日、日本共産党の仁比そうへい比例候補(現)は熊本から鹿児島へ。連日の訴えでかすれ気味の声を振り絞り、街頭で、演脱会で、西日本17県の「暮らしと要求がぎっしり詰まった議席を失うわけにいかない」と訴えました。

 午前には熊本県荒尾市での集い。70人がすし詰めになった会場で、「よみがえれ!有明訴訟」をたたかう漁民らが次々とマイクを握り、仁比さんへの期待を表明。ノリ漁を営む木村茂光さん(75)=熊本市=は「諌早干拓で海は死んだ状態。菅 (直人)さんも見に来たが、長崎の民主党は全部開門反対だ。堂々と(開門せよの)意見をいうのは共産党だけ。比例代表で仁比さんの議席を落とすと、漁民もオダブツだ」と再選に向けた檄(げき)を飛ばしました。

 熊本市内で聞かれた個人演説会には、大雨のなかを260人もの聴衆が集まりました。

 NEC偽装請負裁判をたたかう柴田勝之さんが登壇し、「これからも民衆とともにたたかってほしい」と激励。仁比さんは、「現場からすべての被害者を救済せよとたたかってきたが、まだ道半ば。大きなご支援を日本共産党にお寄せください」と訴えました。

 演説会後、ある女性(63)は、「大銀行が税金を払っていないことをみんなに知らせ、一票でも多く日本共産党の支持を増やさないといけない」と語りました。

(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年7月4日)