ずぶぬれになり走る、走る―聴衆にかけより固い握手を交わす日本共産党の仁比そうへい参院比例候補。断続的な大雨となった6月26日、故郷・北九州市入りし街頭演説に、集いに、と奔走しました。

 「食うや食わずの国民には消費税増税、それを大企業の減税に回す。不公平じゃありませんか」。同市戸畑区の商店街で、そう声を張り上げた仁比さん。

 八百屋を営む女性(62)は「10%になれば、もうお客さんから(消費税分を)とれない」と嘆きます。「朝3時から夜10時まで働いて生活しています。暮らしを楽にしてほしい。共産党は弱いものの味方、(公約を)実現してほしい」。若松区のスーパー前で演説に振り返った買い物帰りの女性(55)は、「一気に10%なんて無理。食料品とかに(消費税が)かからないようにしてほしい」と語りました。

  仁比さんの実家のある、小倉北区都町での訴えでは、「SOI」「HEYI」と記された手製のうちわを持った法律事務所後援会員らが沿道に並びアピール。仁比氏の出身・北九州第一法律事務所の大森理恵さん(31)は、「(仁比さんは)法律事務所に収まりきらないスケールの大きい人。また国会にいっててほしい」と期待を寄せました。

(しんぶん赤旗 2010年6月27日)