日本共産党の山口県西部地区委員会は4月14日、下関市で総選挙勝利をめざして演説会を開き、会場は参加者でいっぱいになりました。仁比聡平参院比例候補、石村智子衆院中国ブロック比例候補、ひがき徳雄衆院山口4区候補が支援を訴え、大きな拍手に包まれました。

仁比氏は冒頭、北朝鮮の「ロケット」発射問題にふれ、「国際社会が一致して発射の中止を求めているときに発射を強行したのは許し難い」と厳しく批判するとともに、「日本政府のように軍事一辺倒で対応するのでなく、外交の力でアジアの平和を守るべきだ」と主張しました。

原発、消費税増税の問題について言及し、「このような日本の大問題を自然現象のように言う人たちに、日本の政治を任せるわけにはいかない」とのべ、「石村、ひがき両候補を国会に送り出し、いっしょに政治を変えていこう」と訴えました。

石村候補は、消費税大増税について「増税では未来ある日本をつくっていくことはできない。比例定数11で党と国民の議席を勝ち取りたい」と決意をのべました。ひがき候補は、東日本大震災の被災地ボランティアに参加した体験を語り「政治には命がかかっていると感じた。国の悪政を正したい」と強調しました。

知り合いときたという湯浅日出子さん(75)は「国民年金で生活が苦しいのに、これ以上消費税が上がるとますます苦しくなる。共産党の議員が多く国会に行ってもらって、増税をやめさせてほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2012年4月16日)