宮崎県えびの市で、9月12日、仁比聡平参院議員を招いた「青年の集い」が開かれました。26日投票のえびの市議選にむけた西原政文市議の事務所開きの後に開催しました。急な呼びかけにもかかわらず、青年十数人が集まり、熱気にあふれました。

 参加者が自己紹介とともに、仁比議員に聞いてみたいことをあげました。青年の深刻な実態の交流の場ともなりました。

 「派遣切りで職場の仲間がバラバラになってしまった。その仲間に話を聞いたら、失業保険をもらいながら生活しており、国民健康保険料が払えず、市から督促状が来て、本当にイヤになると言っていた。国として何とか助けられないか」

 「大学進学で、県外に出たが、親からの仕送りがなく、学費と生活費をアルバイトと奨学金でまかなっていた。それも限界が来て大学を中退。地元で仕事を探すが見つからない。名古屋で期間従業員、三重県で派遣社員として働いた。6社勤めたけど、正社員で働いたことは一度もない。政権交代で少しはよくなるのでしょうか?」

 「私はシングルマザーで、パートで働いている。会社の業績が悪いからと、働く時間は短くなり、帰りは遅くなった。もっと給料のいいところで働きたいが、子どもが小さいという理由で何社も面接で落とされた。この就職難をどうにかしてほしい」

 仁比議員が一つひとつ丁寧に答えました。参加者の一人が誕生日ということもあり、ケーキを食べながら、話は盛り上がりました。

 参餌者からは「やっぱ共産党ってすげぇ」「議員さんが、こんなに自分たちの話を聞いてくれるとは思わなかった。話せて良かった」などの声があがりました。

 この日、党員1人と民青同盟員1人を迎えました。入党した25歳の男性は、原水爆禁止世界大会にも参加し、長崎での「志位和夫委員長と青年の集い」にも参加した民青同盟員です。「政治は変えられると思えるようになった」と語っていたので、入党を呼びかけると、「入ります」と応じました。友人に誘われて参加した29歳の女性は「民青は楽しそう」と加盟しました。えびの市の民青同盟班は、9月に入って3人を仲間に迎えています。

 えびの市の「日本共産党といっしはに日本をかえるネットワーク」は、市議選で必ず勝利しようと、ユニークな青年ビラもつくり、奮闘しています。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年9月17日)