参院選でのご支援、ほんとうにありがとうございました。

 どしゃ降りの街頭で、熱気に満ちた公民館で、私の訴えに「そうだ!」と叫び、手を握り、からだを叩き、寄せ書きや差し入れで「絶対勝たせるよ!」と次の街へ送り出してくださった、数え切れないみなさんの眼差しが胸からはなれません。

 車の運転やアナウンサーで猛奮闘してくださったみなさん、地方議員のみなさん、そして一枚一枚ビラを届けて支持をひろげようと、農山漁村や離島の道を歩いてくださったみなさんの姿を思うと、切なくなります。

 現職候補として必ず再選を果たし共産党への新たな支持をひろげる重い責任を負って「限界の限界」に挑んでたたかいましたが、みなさんの熱い期待と無数のがんばりに応えられませんでした。痛恨の極みです。

 選挙後、議員会館と宿舎から百数十箱の段ボールを送り出し、国会秘書と別れ、新幹線で九州に戻りました。質問ファイルの一つひとつを手にすると「西日本17県を代表して国会へ」と党から要請されて以来の重い責任と活動があらためて思い起こされます。

 とにかく現場にかけつけ、苦しみや悲しみをともにして格闘するなかで、お預かりした「宝の議席」の1分1秒を輝かせ、あらゆる分野で論戦の先頭に立ってきました。日々自らの限界に挑戦し「よくがんばった」と振り返る一方、「地元での不断の活動に欠けるところがなかったか」と力不足を痛感しています。

 「がんばろう! つきあげる空に」「闘いはここから 闘いは今から」という歌詞で知られる、労働者作曲家・荒木栄さんの「がんばろう」。この歌は、1960年春、三池炭鉱の大闘争が、暴力団によって、ひとりの労働者が刺し殺され、最も激烈な段階に直面したとき、全労働者がこぶしを突き上げた闘魂をとらえて作曲されたといいます。

 政治と社会の行方はなお混沌としています。どんな日本をつくるか。私はこれからも現場からみんなで力を合わせて要求実現を迫る生き方を貫きたい。

 たくさんの励ましに私は必ず応えます。がんばろう!(しんぶん赤旗 2010年8月4日)