水俣病不知火患者会は8月11日、日本共産党の仁比聡平参院議員を熊本県水俣市に迎え懇親会を開き、「第2次ノーモアミナマタ訴訟」で水俣病被害者の全員救済を求めていく決意を固め合いました。23人が参加。野中重男市議が同席しました。

 中嶋武光副会長は「仁比さんには、水俣病に限らず公害被害者の全員救済制度創設の仕事を担ってほしい」とあいさつ。仁比氏は「すべての被害者救済のためにも国、県に幕引きはさせない」と強調。「法と道理にかなわない政治と社会を変えるため先頭に立ちたたかう」と訴えました。

 参加した吉海ヤエ子さん(70)は「救済申請打ち切り後も相談は寄せられている。偏見や差別のため申請をためらったり就職などで熊本を離れていたりしたために申請できなかった人は多くいる」といいます。年齢の線引きで申請さえ拒否された松岡奈緒美さん(42)は「同じ苦しみを持つ人がたくさんいることを知らせ、年齢による線引きは間違いだと認めさせたい」と話していました。(しんぶん赤旗 2013年8月13日)