日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は4月8日、島根県江津(ごうつ)市で開かれた演説会で、5月20日告示の同市議選での現有2議席確保、来年の参院選と統一地方選での躍進を訴えました。

 社民党の山本誉県議など会場の約3割が党外の参加者でした。

 穀田氏は安倍政権のもとで相次ぐ公文書改ざん、捏造(ねつぞう)、隠蔽(いんぺい)などを「民主主義を脅かす極めて重大な問題だ」と批判し、「政権としての機能不全、統治機構の危機的状況にある」と指摘。安倍政権の強権政治や国政の私物化が問題の根本にあるとし、内閣総辞職を求めました。

 その上で、市民と野党の共闘によって改ざん問題では佐川宣寿・前理財局長を証人喚問し、裁量労働制の拡大も撤回させるなど安倍政権を追い詰めてきたと強調。党綱領で共同の力で政治を変えると明確にしているのが共産党だとし、「共産党を大きくしてこそ政治は変わるし、変えられる」と力説しました。

 森川よしひで、多田伸治の両予定候補がそれぞれ決意表明しました。

 仁比聡平参院議員、大平喜信前衆院議員のメッセージが紹介されました。

 市内の男性(83)は「安倍さんではもうだめ。共産党は野党と連携しながら疑惑の真相を解明してほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2018年4月10日)