日本共産党の仁比聡平前参院議員は11月18日、自然エネルギーの潜在能力、導入の可能性の探求のため、鳥取県日南町のNPO法人「フォレストアカデミージャパン」を訪問し、矢田治美理事長、狩野宏副理事長と懇談しました。久代安敏町議が同行しました。

同法人は、同町および日野川流域の90%を占める森林資源を開発・利活用し、地域の活性化に貢献しようとさまざまな研究や活動をすすめています。

矢田、狩野両氏は、同法人の取り阻みや森林・木質バイオマス活用とその課題などを紹介し、「われわれの手でつくれる資源・エネルギーとして森林を捉え、森を動かしていきたい」「木質バイオマス発電単体では経営的に成り立たないが、材としての活用、アロマオイルの抽出やバイオエタノールの精製、農業分野などへの熱エネルギー活用など、〝山から発電まで〟地域としてトータルな取り組みをおこなうことによって、可能性が生まれてくるのではないか」と強調しました。

仁比氏は「地域にある条件を余すことなく活用していくことが大切ですね」と応じていました。(しんぶん赤旗 2011年11月22日)